気付力（きふりょく）とは無限の可能性を秘めた潜在能力を引き出す力。人間には誰しもその能力が
余裕で備わっているが、ほとんどの人は使っていない。うまく使った人は加山雄三さんのように天才
と呼ばれ、ある程度使えた人は、それぞれの分野で高い業績を上げている。この本にはその気付力を
引き出すさまざまな知恵を紹介している。それは著者がホンダ時代に独自に考案実践した知恵だけで
はなく、その後およそ10年間にわたる多くの最先端研究開発機関や大学での指導実績と成果に加え、
さらに研究を重ねて導き出した、いわばバージョンアップした最前線の知恵である。

著者：

石原信行

出版：

日刊工業新聞社

価格：

2000円（税別）

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ダモイ（ДОМОЙ）とは、ロシア語で「家へ」「故郷へ」「故国へ」の意。帰国、帰還を意味する。
第二次大戦後、シベリアからの帰還兵が持ち帰った言葉。本書は才覚と機転をもって酷寒のシベリア
をしたたかに駆け抜けた、実在の男の物語である。すでに敗色濃厚な日本で、逃げ切れずに学徒出陣
の美名のもとに召集された主人公は、しかし最も軍人に向かない男だった。動作がのろく腕力もない
上、反感が眼に出ていた。連れて行かれた満州では「まぬけ」だの「のろま」だのと罵倒され、こと
あるごとに鉄拳制裁を受けた。そんな男に、待望の終戦が訪れる。万感の想いを胸に飛び乗った列車
は、しかし無情にも祖国とは逆の方向へと走り出した。待っていたのは、シベリアでの抑留生活だっ
た。その日から彼は、数奇な運命に弄ばれながら、逆転の人生を歩きはじめる。

著者：

瀧　春樹

出版：

日経BPコンサルティング

価格：

1500円（税別）

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