レゴ®シリアスプレイ®の手法を活用した
研究開発&商品戦略力強化トレーニング

知力経営研究所とレゴ・シリアスプレイを日本に定着させたロバート・ラスムセン・アンド・アソシエイツの
コラボレーションによる、研究開発&商品戦略力を強化するユニークなプログラムを提供します。

レゴ®シリアスプレイ®とは、レゴ・ブロックを道具に使うユニークなアプローチで、組織の抱える課題を可
視化し、組織の一人ひとりの知恵を結集して、解決へと導きます。そこから組織ビジョン・将来のありたき姿・
新たな戦略立案・創造性の開発・個人のキャリア開発につなげるワークショップです。これを活用して、研究
開発の狙うべき方向性や商品戦略の構想力を高めていくプログラムが、レゴ・シリアスプレイ&ウイッツです。
*レゴ®シリアスプレイ®は、レゴ®社が開発した、LEGO®SERIOUS PLAY®の略称です

レゴ®シリアスプレイ®誕生のきっかけ

1996年、レゴ社の創業者三代目のK.K クリスチャンセン氏は、これまでの企業経営や
戦略創りは、机上の理論に終始し、また、中心となる「人」の貢献を軽視した傾向があ
るとの不満を持っていました。そこで、レゴ®ブロックを活用し、創造的で革新的かつ、
リアルタイム、つまり、環境変化の中で即時性のある方法で創ることができないかと考
えました。スイスのIMEDE(現在のIMD)の教授の知恵を借り、社内にもプロジェクト
チームを発足させ、新たなプログラム創りに取りかかったのです。多くの試行錯誤を重
ねましたが、当初はクリスチャンセン氏を納得させるモノができませんでした。
2000年代の初めの頃、教育プログラムの開発責任者のロバート・ラスムセン氏が参画。
マサチューセッツ工科大学メディア研究所シーモア・パパート教授が提唱する教育理論
「コンストラクショニズム」を基に、2001年、LEGO®Serious Play®のプロトタイプ
を完成させたのが起源です。
*コンストラクショニズムとは、手と頭は連携して、相互に信号のやり取りをしながら、
新しい知識を構築していくという理論です。単に、頭だけで考えていても、新しい知識
は構築できない、「何かをつくることで学ぶ」という考え方で、世界中のIT教育や科学
分野の研究などに採り入れられています。

「新しい学びの道具」としてのレゴ®シリアスプレイ®

ビジネス上の問題解決では、論理的な議論を優先しがちです。ところが現実的には、一人
ひとりの人たちの感性でとらえたことを論理で考えてみる、この感性と論理の相互作用が
問題解決を効果的に促進します。
シリアスプレイ©は、遊びと学びの融合の中に、問題解決のプロセスを巧みにおり交ぜた、
「新しい学びの道具」です。大人でも子供でも、世代や上下関係を超えて参加できるのが
特徴です。グループで討議しますが、そのなかで一人ひとりが、自分の考えを素直に表す、
また、他のメンバーから、多角的な視点で自らの考えに啓発を受けるのが最初のステップ
です。チーム全体が、このプロセスを共有することにより、個々人の考えが、次元の高い、
ダイナミックな考えへ統合・昇華することができます。

通常の「会議の場」と「レゴ®シリアスプレイ®の場」の違い

共感と共創の技術

人と一緒に何かを実行しようとするとき、会議を行うのが常ですが、人はそれぞれ多様な
価値観や意見を持っているので、結局、結論がなかなかまとまらないというケースが多く、
行動に移すのに時間がかかるという課題を抱えます。
会議では多くの意見がぶつかり、堂々巡りをするか、発言力や主張力の強い人が会議の場
を制し、ほかの人たちは心から納得しないまま、ものごとが決められてしまいます。
その結果、一人ひとりが各自の解釈でばらばらの行動をし始める傾向があり、このような
組織では、周囲の環境の変化や緊急事態に、即座に的確な行動がとれません。
レゴ®シリアスプレイ®では、一人ひとりの心の奥にある想い(内観)をレゴブロックを
用いて立体化した作品にして、可視化させます。その作品を通して一人一人が想いを語り、
他のメンバーは、話を聞きながらその作品を様々な視点から観察し、質問を投げかけると
いうプロセスで、相互に自分と他者の内観に気づきます。さらに、お互いの作品を統合す
るプロセスで、お互いの内観をつなぎ、一つのチームとしての新たな行動指針を創ってい
きます。
個と組織が信頼の上につながり、外部環境の変化に対しても、自ら気づいて的確な行動を
とれるようになります。